母乳を簡単に絞ることができる搾乳機は赤ちゃんに直接母乳をあげられないときや、母乳を保存したいときにとても便利なアイテムです。
搾乳機には手動や電動があり、メーカーもピジョンやメデラなどいろいろなところがあるので、どの搾乳機を選べばよいか迷いますよね。
そこで、この記事ではピジョンの電動搾乳機「母乳アシスト プロ パーソナル プラス」を実際に使ってみてわかった、良いところと気になるところについてご紹介します。
搾乳機って必要?
搾乳機は、母乳を簡単に絞ることができる便利なアイテムですが、コストがかかるので本当に必要なのか、自分には必要なのか悩みますよね?
搾乳機が必要になる理由は、お母さんによってさまざまです。
- 赤ちゃんが入院していて直接母乳をあげられない
- 外出や体調不良などでほかの人に赤ちゃんを預けるときのために母乳を保存しておきたい
- 胸のハリを解消したい(乳腺炎の予防)
- 赤ちゃんがおっぱいを飲むのが苦手で、授乳後も母乳が残っている感じがする
私は、赤ちゃんが生後1か月のころまで病院に入院していたので、赤ちゃんに母乳を届けるために搾乳する必要がありました。
毎日8回~10回搾乳する必要があったので、搾乳機なしではムリだったと思います。
赤ちゃんが退院した後も、赤ちゃんが上手に母乳を飲めなくて授乳後も胸がはったままだったときに搾乳機を使っていました。
搾乳機はいつから使う?
搾乳機が必要になるタイミングは、搾乳機が必要になった理由によって変わってきます。
・赤ちゃんが入院していて直接母乳をあげられない場合
→出産直後から必要。入院中は病院の搾乳機が使用できますが、退院した日から搾乳機が必要になります。
・外出や体調不良などでほかの人に赤ちゃんを預けるときのために母乳を保存しておきたい場合
→生後すぐに用意しなくてもOK。外出が多くなってくる時期までに用意。
・胸のハリを解消したい(乳腺炎の予防)・赤ちゃんがおっぱいを飲むのが苦手で、授乳後も母乳が残っている感じがする場合
→退院後、ハリや母乳が残っている感じがなかなか解消されなくて辛いなと感じたら購入する。
筆者は産後、入院中に搾乳機を購入しました。
正直、入院前は搾乳を完全になめていて「手絞りでもいけるんじゃないか?」と思っていたので、出産前に搾乳機は準備していませんでした。
ですが、入院中の搾乳頻度・胸のハリを経験して、「これは搾乳機なしではムリだ!この回数毎回手絞りなんてありえない!」と思って焦って購入しました。
搾乳機の種類
搾乳機には手動タイプと電動タイプがあります。それぞれどんな方におすすめかご紹介します。
手動タイプ
ハンドルを手で握ることで搾乳する手動搾乳機は、搾乳機購入のコストを抑えたい方、搾乳する頻度が高くない方におすすめです。
また、電動搾乳機に比べて音が静かでサイズもコンパクトであるというメリットがあります。
その一方で、手動搾乳機には、電動搾乳機に比べて搾乳時に手が疲れやすい、(電動搾乳機よりもパーツが多い)というデメリットがあります。
電動タイプ
内臓されたポンプで搾乳する電動搾乳機は、搾乳する頻度の高い方におすすめです。
電動搾乳機にはダブルポンプ式のものとシングルポンプ式のものがあり、ダブルポンプ式の搾乳機では左右同時に搾乳することができます。
電動搾乳機のデメリットは、手動搾乳機に比べてコストがかかること、サイズが大きく持ち歩く際にかさ張ることなどです。
シングルポンプ
シングルポンプ式の搾乳機は、搾乳頻度が週に数回程度と高くなく、電動搾乳機購入のコストを抑えたい方、外出時に持ち運べるコンパクトな搾乳機が欲しい方におすすめです。
ダブルポンプ
ダブルポンプ式の搾乳機は、毎日搾乳する方など、搾乳頻度が高い方におすすめです。
特に赤ちゃんが入院していて毎日搾乳して母乳を保存する必要のある方にはダブルポンプがおすすめです!
筆者も毎日搾乳していたのですが、産後1か月で体がつらい中、搾乳を続けるのは思っていた以上につらい作業でした。
ダブルポンプだとシングルポンプでの搾乳に比べて搾乳時間が半分になるので、ダブルポンプにしてよかったと何度も思いました。
ピジョン 母乳アシスト プロ パーソナル プラスを買った理由
筆者がピジョン 母乳アシスト プロ パーソナル プラスを選んだ理由は3つです。
- ダブルポンプ式であること
- 搾乳モードが複数あること
- デザインがかわいいこと
筆者は、入院中メデラのダブルポンプ式の搾乳機「シンフォニー」を使用していたのですが、入院中の搾乳頻度、胸のハリによる痛みのつらさを体験して、ダブルポンプ式の搾乳機を購入することに決めました。
2時間~3時間おきに搾乳するというのは思っていた以上にしんどくて、これ以上搾乳に時間がかかるシングルポンプ式の搾乳機ではムリだと感じたためです。
また、いろいろな搾乳モードの中からその時の自分に合うモードを選んで使ってみたかったというのもこの搾乳機を選んだ理由の一つです。
実際に使ってみてよかったところ、気になるところ
実際に購入し、赤ちゃんが6か月になるまで使ってみてわかった、良かったところと気になるところについてご紹介します。
よかったところ
実際に使ってみてわかった、ピジョン 母乳アシスト プロ パーソナル プラスの良かったポイントは6つです。
- ダブルポンプ式であるところ
- 搾乳モードが複数あるところ
- シングルポンプ式としても使えるところ
- ピジョンの哺乳瓶と互換性があるところ
- 付属の哺乳瓶と乳首がミルクをあげるときにもつかえるところ
- 充電しておけば外出先に持ち運んでつかえるところ
それぞれ説明します。
1.ダブルポンプ式であるところ
搾乳には思っていたよりも時間がかかります。
ダブルポンプ式の搾乳機を使っても、搾乳準備~搾乳機の洗浄まででだいたい30~40分程度かかります。
(搾乳準備(5~10分)+両側同時搾乳(15分)+搾乳した母乳の保存作業(5分)+搾乳機の洗浄(5~10分)の合計30~40分程度)
シングルポンプ式の搾乳機で搾乳する場合は、搾乳にかかる時間が30分になるので搾乳準備から洗浄までに1時間弱かかることになります。
実際に使ってみて、毎日搾乳(特に1日8回~10回搾乳する場合)、ダブルポンプ式でないと体力的にもだいぶ大変だと思いました。
筆者は赤ちゃんよりも先に退院したので、退院後自宅で毎日搾乳して、母乳を冷凍保存し、病院に持っていく必要がありました。
その期間、赤ちゃんが目の前にいないこともあり、どんどん搾乳がつらくなっていきました。
そのため、少しでも時間を短くできるダブルポンプ式にして本当によかったなと思っています。
2.搾乳モードが複数あるところ
筆者は搾乳モードが複数あることにもとても助けられました。
「少しでも多く搾乳できるモードはないかな?」とか、「やばい!搾乳で乳首が痛くなってきた!痛くないモードはどれかな?」とかいろいろな搾乳モードを試しながら使えたのはとてもよかったなと感じたポイントです。
3.シングルポンプ式としても使えるところ
搾乳機の電動部のチューブ差し込み口を片方ふさぐことで片側だけ使用することができます。
筆者も搾乳頻度が低くなってきてからは、搾乳機の洗浄が面倒だったこともあり、片側だけ使って搾乳していました。
4.ピジョンの哺乳瓶と互換性があるところ
ピジョンの搾乳機なので、ピジョンの哺乳瓶と互換性があります。搾乳機付属の哺乳瓶でなくても、ピジョンの哺乳瓶であれば搾乳機に接続して使うことができます。
筆者も別で購入していたガラスの哺乳瓶を使って搾乳したりしていました。
5.付属の哺乳瓶と乳首がミルクをあげるときにもつかえるところ
プロ パーソナル プラスにはピジョンの哺乳瓶(容量160ml)×2と母乳実感の乳首、乳首のキャップがついてきます。
これらは搾乳機を使用しないときにも使うことができるのでとても便利でした。
6.充電しておけば外出先に持ち運んでつかえるところ
バッテリー式なので、充電しておけばケーブルを持ち運ばなくても外出先で使用することができます。
搾乳機には電池式のものもありますが、プロ パーソナル プラスはバッテリー式なので電池を購入する必要がなく便利でした。
気になるところ
- 1か月~1か月半で搾乳機の吸いが弱くなるところ(シリコーン弁を交換する必要がある)
- 洗浄が大変なところ(部品数が多い)
1.1か月~1か月半で搾乳機の吸いが弱くなるところ(シリコーン弁を交換する必要がある)
1か月~1か月半くらいでシリコーン弁がへたってしまい、搾乳機の吸引力がさがってしまいました。これはかなり気になるポイントです。
ただ、これは毎日1日8回~10回搾乳した場合なので、搾乳頻度がもう少し低い方はこんなに早く吸引力が弱くなることはないと思います。
新品で購入すると、予備のシリコーン弁が4つついてくるので、3か月以上毎日搾乳する方でなければシリコーン弁を購入しなくても大丈夫だと思いますが、レンタルする場合や中古品を購入する場合は要注意です!
筆者は生後2か月以降は搾乳頻度が週に2回以下になったので、シリコーン弁は購入していません。
2.洗浄が大変なところ(部品数が多い)
プロ パーソナル プラスは洗浄する必要がある部品が多く、洗浄するのが少し面倒でした。
慣れてくると無心で洗えるので気にならなくなりましたが、使い始めのころはとてもめんどくさかったです。
まとめ
以上、プロパーソナルプラスを実際に使ってみてわかった、良いところと気になるところをご紹介しました。
ぜひ参考にしてください。
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