はじめての子育ては心配なことがたくさんありますよね。特に「赤ちゃんが母乳をしっかり飲めているか?体重がちゃんと増えているか?」は大きな心配ごとです。
筆者は母乳とミルク混合で赤ちゃんを育てているのですが、「できたら母乳だけで育てたいけど、実際どのくらい飲めているんだろう?」とか、「この時期はミルクだと120mlだけどミルクはどれくらいあげればいいんだろう?」と悩みながらあげていました。
母乳・ミルクの量が足りているかについてネットで調べても、赤ちゃんの機嫌が良いか、体重がきちんと増えているかを確認して判断すると書いてあるページが多く、「その体重がわからないからいろいろ困ってるんだよ!!」と思っていました。
赤ちゃんがどれくらい母乳を飲んだかはかることができるベビースケールは赤ちゃんが母乳を飲めているか、毎日心配な気持ちが消えずにいろいろと検索してはまた不安になり・・・という方には特におすすめのアイテムです。
ベビースケールを使う前は「家にベビースケール借りるのは何となく抵抗があるな」とか「ベビースケールって買うにも借りるにも結構お金かかるからなー」と思っていたのですが、実際に使用してみると、育児の大きな悩みの一つが解消されてとても気持ちが楽になりました。
この記事では人気のベビースケール「nometa」を実際に使ってみてわかったnometaの良いところと気になるところについてご紹介します。
nometaの特徴
体重計などの計測器のメーカーとして有名なタニタのベビースケールである「nometa」の特徴についてご紹介します。
nometaのスペック
nometaの基本スペックについてご紹介します。nometaでは体重は5g単位で表示されます。また、授乳量表示機能を使うと、授乳前と授乳後の体重測定結果から赤ちゃんが飲んだ母乳の量を自動で計算して表示してくれます。この母乳量は1g単位で表示されます。
本体質量は約2.2㎏ととても軽いので女性でも片手で簡単に持ち運びすることができます。
〈スペック一覧〉
体重計量範囲 | 0~20kg |
体重最小表示 | 5g(0~8kg) 10g(8~20kg) |
授乳量(前回地との差)最小表示 | 1g |
電源 | DC6V 単3形乾電池(R6)4本 |
商品寸法 | 幅 580mm × 高さ 93mm × 奥行 390mm |
本体質量 | 約 2.2kg(乾電池、マット含む) |
nometaの使い方
nometaの使い方を簡単にご紹介します。
- 電源をONして、赤ちゃんを体重計の上に乗せて体重を図ります。
- 授乳します
- 電源を再度ONして、授乳後の赤ちゃんを体重計の上に乗せて体重を図ります。
- 授乳量確認ボタン(ミルクの絵が描いてあるボタン)を押して授乳量を確認します。
電源が切れた後でも、授乳量確認ボタンを押せば直近の授乳量と授乳後の体重が確認できます。
nometaを選んだ理由
筆者がnometaを選んだ理由は下記の2点です。
- 授乳量確認ボタンがついているから
- アイボリー色で家のインテリアから浮きすぎないデザインだったから
出産後、病院にあるベビースケールで授乳のたびに体重を測定していたのですが、病院のベビースケールには授乳量確認ボタンがなく、授乳前後の体重を手書きでメモして授乳量を計算していました。
産後すぐのころは、授乳にも慣れておらず、授乳前にはたいてい赤ちゃんが泣いていて「はやく授乳してあげなきゃ!」と焦っている状態で体重を測定していたので、体重のメモを忘れてしまいそうになることが頻繁にありました。そのため、授乳量確認ボタンがあるベビースケールが良いかなと思い、nometaを選びました。
また、我が家ではリビングにベビースケールを置く予定だったので、シンプルでインテリアになじみやすいデザインのものが良いかなと思っていました。
nometaを5か月間使ってみた感想
nometaを実際に使ってみてわかった良いところと気になるところについてご紹介します。
nometaの良いところ
- 授乳量確認ボタンが便利
- 使い方がシンプルで分かりやすい
- デザインがシンプルでインテリアになじむ
- 2.2㎏と軽いので簡単に移動させられる
1つずつご説明しますね。
1.授乳量確認ボタンが便利
nometaを選ぶポイントになった授乳量確認ボタンですが、実際に使ってみてやっぱり便利だなと感じました。筆者は混合育児で赤ちゃんを育てているのですが、生後4か月ごろまでは、授乳量を確認してからミルクの量を決めていました。赤ちゃんが泣いている中で授乳前の体重測定をして、授乳し、授乳後の体重測定をして、ミルクの量を決めてミルクを作るというのはどうじても気持ちが焦ってしまうものでした。そのため、授乳前の体重をメモしなくても自動で授乳量を計算して表示してくれる授乳量確認ボタンにはとても助けられました。
2.使い方がシンプルで分かりやすい
nometaのボタンは電源ONボタン、授乳量確認ボタン、電源OFFボタンの3つのボタンのみで使い方がとてもシンプルなので、すぐに使い方に慣れることができます。
3.デザインがシンプルでインテリアになじむ
nometaはまるっとしたかわいいデザインで、色も落ち着いたアイボリーなので、リビングに置いておいても違和感をあまり感じません。
4.2.2㎏と軽いので簡単に移動させられる
我が家では床の上にベビースケールを置いているので、床に掃除機をかけるときに毎回ベビースケールを移動させる必要があるのですが、nometaは2.2㎏と軽く、女性の力でも片手で持ち運びできるのでとても助かっています。また、簡単に持ち運びできるようにベビースケールの裏側に手掛け用のくぼみがあります。
nometaの気になるところ
- 寝返り期になると、赤ちゃんが落ちそうで怖い
- 赤ちゃんの位置によって体重がばらつく
- 電源OFFせずに体重を再度測定すると体重が上書きされてしまう
1.寝返り期になると、赤ちゃんが落ちそうで怖い
赤ちゃんが寝返りできるようになると、赤ちゃんを抱っこした状態から床に置いた瞬間に寝返りを始めることがよくあります。nometaには体重計の上に転落防止用の壁がないので怖い思いをすることがあります。ただ、赤ちゃんの体重をはかるときに赤ちゃんから目を離すことはあまりないと思うので、体重を測定した後すぐに赤ちゃんを床に卸すようにすれば問題ないかと思います。
2.赤ちゃんの位置によって体重がばらつく
これはnometaに限ったことではないかもしれませんが、赤ちゃんの位置によって体重の測定結果が多少ばらつきます。筆者はnometaの上に枕代わりのタオルを載せて赤ちゃんを毎回同じ位置に乗せるための目印にしていました。
3.電源OFFせずに体重を再度測定すると体重が上書きされてしまう
nometaは電源ONして体重測定を行った後、電源OFFボタンを押さなくても少し経つと電源が自動で落ちるようになっています。電源OFFされる前に再度体重をはかりたい場合、前回測定した体重の表示が消える前に電源ONボタンを押して体重を測定すると、体重が上書きされてしまい、授乳量がわからなくなることがありました。
このポイントについては少し使い勝手がよくないかなと感じています。
レンタルと購入どちらがおすすめ?
ベビースケールは約10000円と少しお高めな商品なので、レンタルが良いか購入するのが良いか迷いますよね?そこでレンタル、購入どちらがおすすめかについてご紹介します。
筆者のおすすめは「購入」です!お子さんが一人の予定で、使用期間も短い場合を除き、基本的には購入のほうが良いと思います。理由はトータルコストが安いからです。
レンタル、購入のどちらにするか検討する参考のために、レンタル会社数社でレンタルする場合のレンタル金額をまとめてみました。(2022年2月現在の値です)
nicebaby | babyrenta | rentia | |
1か月 | 4290 | 3680 | 2500 |
2か月 | 4950 | 4681 | 5000 |
3か月 | 5610 | 5480 | 7500 |
6か月 | 7260 | 6881 | 15000 |
9か月 | 12210 | 12361 | 20000 |
12か月 | 17160 | 13762 | 30000 |
新品料金 | 1650 | 新品レンタルなし | 新品レンタルなし |
そのまま購入 | ー | 可 | 可 |
送料 | 約2000 | 約2000 | 無料 |
例)6か月借りる場合 | 9260 | 8881 | 15000 |
nometaの購入額が10000円だった場合、使用期間が7か月以上の場合は購入のほうが安いです。(送料約2000を考慮すると、レンタル費用が12000円を超えるため)
ちなみにnometaはタニタのサイトでは16280円、amazon等では10000~15000程度で購入できるようです。
筆者は生後2か月のころからレンタルでnometaを使用しています。月額2000円(送料無料)のところで5か月間借りているので、レンタル料だけで10000円になってしまいました。
レンタル前は、「3か月くらい使えば母乳量もきっと安定してくるし3か月使ったら返却しよう。それだったらレンタル料も6000円だしレンタルのほうがいいかな」と思ってレンタルを選んだのですが、レンタルしてから3か月後に母乳量が減ってしまったこともあり、結局5か月以上レンタルすることになってしまいました。
第二子ができたら、またベビースケールを使うので初めから購入しておけばよかったなと思っています。
また、レンタル会社によっては途中からレンタル品を購入することができるところもあるのですが、レンタル料金+購入料金が新品の定価よりも高くなるところが多いようなので、その点を考慮しても初めから購入すればよかったなと思っています。
まとめ
以上、nometaを実際に使ってみた感想と、レンタル・購入どちらがおすすめかについてご紹介しました。
初めての子育ては心配事がたくさんあります。特に赤ちゃんが母乳をしっかり飲めているのか?体重はちゃんと増えているのか?というのは大きな心配事の一つです。
ベビースケールは赤ちゃんの成長に関する心配事を一つ解消してくれる便利なアイテムなので使ってみることをお勧めしたいアイテムです。
この記事がベビースケール選びの参考になればうれしいです。
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