こんな人におすすめの本、『一流の頭脳』を読んだので、感想を紹介します。
『一流の頭脳』を読めば、脳の働きをよくする方法、なぜ脳の働きが良くなるかの科学的根拠について学べますよ!
それではさっそく紹介していきます。
タイトル | 一流の頭脳 |
ジャンル | 脳の働きについて |
著者 | アンダース・ハンセン |
著者プロフィール | スウェーデンの精神科医。カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)で医学を修めた後、 現在は精神科病院に勤務。 |
出版日 | 2018年3月5日 |
本のポイント
この本のポイントはこの2つです。
有酸素運動によって、ストレスに強くなり、やる気、集中力、記憶力、学力も高まる。
この本を読む前から、運動が体にいいということは知っていました。
また、運動するとなんとなく頭がすっきりするなという実感もありました。
ただそれだけではなかなか運動を続けることはできませんでした。
仕事で毎日忙しいし、休みはゆっくり寝たい。という気持ちになかなか勝てないんですよね。
でも何となく頭の働きが悪くなっている気はしていて、どうにかしたいな~と思っていました。
そんな時にこの本を見つけました!
『一流の頭脳』では、ストレス、やる気、集中力、記憶力、学力が高まる科学的な根拠が詳しく述べられています。
例えば、ストレスに関してだったら、こんな感じで1章が展開されていきます。
・ストレスはこんな仕組みで発生する!
・ストレスを改善する働きがあるのは脳のこの部分!
・脳のその部分は運動でこんな風に働きが良くなる!
・こんな実験で効果が確認されている!
・具体的な運動のプラン
どの項目についてもこんな感じで紹介されているので、とても内容がわかりやすいです。
また、具体的な実験の内容についても数例紹介されているので説得力がとてもあります!
そのため、運動のモチベーションがすごく上がります!
私もこの本を読んですぐに運動がしたくなって、部屋の端でずっと眠ってたフィットネスバイクを漕いじゃいました!
運動のモチベーションを高めたい人は、ぜひ気になる項目だけでも読んでみてください!
有酸素運動は30~45分程度、週に3回以上行うと効果あり!
働きを改善したいのが、どの項目かによっておすすめの運動の強度は変わるのですが、
ざっくり言うと、30~45分程度、有酸素運動を続けることが大切だそうです。
30~45分だったら、仕事や学校に行くときに一駅前で降りて歩くとか、仕事の後にちょっと遠回りして帰るとか、ちょっと頑張れば何とかできそうですよね!
この本の筆者のアンダーソンさんも、週5日の運動を続けているそうです。
脳の働きをよくするには筋トレよりも有酸素運動!
運動は半年以上続ける!
運動してすぐに効果が表れる項目もありますが、やっぱり継続が大切だそうです。
でも継続が難しいんですよね。
そこで、私のモチベーションが最も上がった内容についてお伝えします。
記憶中枢といわれる海馬は、ちょうど親指ほどの大きさで、タツノオトシゴに似た形をしている。海馬も、やはり年齢を重ねるにつれて縮んでいき、1年で約1%ずつ小さくなっている。
アンダース・ハンセン. 一流の頭脳 (p.159). サンマーク出版. Kindle 版.
持久力系のトレーニングを行った被験者たちの海馬が、まったく縮んでいなかったことである。それどころか、成長して2%ほど大きくなっていたのだ。1年間、老化がまったく進ん でいなかったばかりか、2歳も若返っていたのである。
アンダース・ハンセン. 一流の頭脳 (p.160). サンマーク出版. Kindle 版.
『一流の頭脳』によると、運動をしないと記憶力をつかさどる海馬が毎年縮んでいくのに対して、
運動を続けると、毎年2歳分も若返るんだそうです!!すごい朗報ですよね!!!
忘れっぽいことは、私がずっと持っていた悩みだったので、この文章を読んでとてもテンションが上がりました!
とりあえず運動を始めることはできたので、モチベーションが落ちてきたころにまたこの本を読んで、半年以上運動を続けられるように頑張りたいと思います!
まとめ
以上、『一流の頭脳』についての感想でした。
本書では、「ストレス」「やる気」「集中力」「記憶力」「学力」それぞれについて、おすすめの運動プランが紹介されています。
このうちのどれかで悩んでいる人はぜひ、気になる章だけでも読んでみてください!
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